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  • こう

ほんとのひとりごと


言語の組織化に関する問題は,他のほとんど全ての大脳活動の特徴でもあると私は考えている。それは一連の階層的組織化である。すなわち,単語の発音における発声運動の順序,各文における単語の順序,各節における文の順序,文章における節の合理的な順序,といった階層的組織化である。発話のみならず,全ての熟達した行為は,到達運動や把持運動のようなある運動における筋収縮の時間的協調にいたるまで,時系列的な秩序化という同一の問題を含んでいるようである。より基本的な行為における順序の基礎をなす神経機構を分析すれば,最終的には,論理というものを生理学的に解明することさえできるかもしれない。

(Lashley, 1951)

1951年。この神経放射線学的な技術も乏しい時代になんという先見的な記述。

運動の階層的組織化の問題、そしてまた別の切り口で考えることが出来ながらも、共存している言語の階層性に関する問題。目の前にいる患者さん達が教えてくれる一つ一つの考え方、そして少しずつ得られてくる普遍的な、シンプルな答え。もっとたくさんの人達に伝えたいと思いながら、目の前にいる人のために還元もしたい。頼りになる仲間達に支えられている安定があってこそ。明日も臨床が楽しいな。きっと。

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