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口腔ケアについて考える~インフルエンザとの関係性~


介護保険領域の加算は色々な種類があります。その中、今年の報酬改定で変わった点で気になっているのは栄養改善加算の要件が緩和されたところ。厚労省の調査結果では栄養改善加算の算定率は10%程度、口腔機能向上加算も50%程度の算定率とのこと。

高齢者にとって、食事が持つ意味合いはより複合的な問題を含んできます。食べるためには健康な口が重要となってきます。

普段当たり前に行っている歯磨き=口腔ケア、良い事であることは分かっているけれども、実際にどのような良い影響を身体に与えているのか。この良い影響についてシリーズで少し考えていきたいと思います。

【口腔ケアとインフルエンザ感染】

インフルエンザは口腔内雑菌の出す「ノイラミニダーゼ」を介して感染を発生させます。

器質的な口腔ケアを行う⇒口腔内雑菌が減少⇒口腔内雑菌が産生する「ノイラミニダーゼ」の発生が減少⇒インフルエンザ感染を抑制できるという構図が成り立ちます。

抗インフルエンザ薬のタミフルはこの「ノイラミニダーゼ」活性を抑制することで効果をだしているとされています。

加齢と共に免疫機能も低下します。つまり口腔から侵入してくる外敵に対する防御機能も低下していくということです。口腔衛生を保つことが少しでも外敵を防ぐことに役立つと言えそうですね。

今日はあゆみさんが訪問のお土産にアイスを買ってきてくれました。美味しく頂いた後はしっかり歯磨き、ですね。ありがとうございましたー。


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